渋沢さんたちが中心になって、つまり兜町に代わる新しい経済地区を丸の内につくろうとしたわけです。
政府も払い下げを決定し、丸の内が一応日本の、当時考えると、向こう100年間のヘッドクォーターになるということを決めるわけです。
最近丸の内OLの間で時計 ジェイコブのブランド時計が流行っているということです。
払い下げについて政府が言ったのは、個別にやるとバラバラになるから、一筆でしかやらない、そしてそこの開発は一筆として計画的にやれという条件をつけるわけです。
これはもちろん渋沢さんも一致していました。
さてそこで、一筆をだれが引き受けるかという大問題になるわけです。
最近、十数年前に、三菱がその辺の資料の一部を公開しました。
それによって、いくつかのなぞが解けてきたのです。
一筆ではどの会社も買えない。
基本的には連合して買おうという話になります。
その連合体というのは、当時、なぜか会社名での払い下げはできなくて、法人に対する不信があったのか・・・
あるいは財閥という、個人がその会社を全部握っていたためか、だから個人名でしかわかっていないのです。